第3回企業交流会に129人が参加
シーオス松島社長が講師に
倉庫業青年経営者協議会(倉青協、池田雅一会長)は2018年11月22日、東京都大田区平和島の東京流通センター(TRC)で第3回企業交流会を開催し、129人(会員40人、社員78人、協賛企業8人、事務局3人)が参加しました。
今回のテーマは、「IoT・AI・ロボティクスを活用したロジスティクス・ソリューション」で、シーオス(東京都渋谷区)の松島聡(あきら)社長を解説者に招き、物流業務におけるAIシステム、自動化システム、ロボティクスの現状と展望を学びました。
倉庫業務のデジタル化を通じ、業務をシンプル化し、生産性向上を図っている事例として、醍醐倉庫(本社・東京都大田区、醍醐正明社長)、ダイワコーポレーション(本社・東京都品川区、曽根和光社長)の取り組みを紹介。
醍醐倉庫では作業タクト表による業務の細分化と見直し、標準作業書の作成、基本の動作とルールを明確化かつ可視化により、大幅な効率改善を達成。ダイワコーポレーションでは、ピッキングリストをパレット単位にし、業務改革の成果を挙げていました。
このほか、シーオスが豊田自動織機と共同開発した、自律走行型キーカートのデモ映像が紹介され、通販物流の同梱物の丁合・セット組みに活用できるプレッシオの「自動丁合機」の実演も行われました。
今回の企業交流会は、物流業務の自動化やロボット化に関する具体的なソリューションを実感するとともに、労働力不足が深刻化する中、人とロボットの連携や共存を目指す方向性をあらためて認識する機会となりました。