全産廃連青年部協議会と異業種交流会を開催
倉庫業青年経営者協議会は2月20日、2017年度第1回異業種交流会を全国産業廃棄物連合会青年部協議会と実施し、倉青協から13人、全産廃連青年部協議会から20人が出席しました。団体としての活動紹介のほか、意見交換を行いました。
全産廃連青年部協議会の仲田陽介会長(仲田総業)は「倉青協さんからこのような交流の機会をいただきありがとうございます。一年半前に全日本トラック協会青年部会さんと倉青協さんの交流会に我々も呼んでいただき、当時の倉青協の太宰会長と交流を結び、昨年3月の我々の全国大会の模様をご覧いただきました。今後、長いお付き合いをさせていただき、お互いに団体としてスキルアップしていく関係を築いていきたいと思います。我々の次の世代でもこうした関係をつくるために、今日の一対一での交流会を今後につなげていきたい」と挨拶。
倉青協の池田雅一会長(東京倉庫運輸)は「平成28年の9月に全日本トラック協会青年部会さんと3団体で交流会を開催しましたが、昨年から新体制になり新しいメンバーでこうした形で開催させていただきました。各団体の紹介も含めて今日はよろしくお願いします」と挨拶されました。
全産廃連青年部協議会は全産廃連および各都道府県の産業廃棄物協会に籍を置く若手会員が中心となって2000年に設立され、現在の会員数は1877社。各協会が円滑に活動するためのサポート、廃棄物処理への理解を深めてもらうための地域交流、業界の将来を見据えたビジョン策定など事業内容は多岐にわたっています。規制や新技術に関する最新情報をいち早く入手し、会員に的確にアナウンスすることも重要な役割のひとつとなっています。
また、2002年からはデスクネッツを活用したコミュニケーションサイトの運営を開始。2009年には、CO2削減マイナスプロジェクトとして、電動バイクで全国の都道府県を回るイベントを実施しました。なお、2011年からは都道府県の部会員の意見を集約するため、スプリングカンファレンスを毎年開催しています。
意見交換では、まず地震など災害時の対応について、倉青協から、被災会員企業へいち早く支援物資を送り届けられたこと、また、倉庫内で荷崩れした貨物の片付けを手伝う「人的支援」を長期間に渡り実施したこと、防災無線ネットワーク構築について説明。全産連からは、有志により被災地区への支援を実施し、現在、会として災害時の取り決めを検討中であることが報告されました。
関連省庁との関係に関しては、「お互いの現況を関連省庁へ説明の上、今後、連携等ができる可能性があるかについて、共同で検討が必要。」との認識で一致。また、海外進出に関し、倉青協前会長の太宰榮一氏から、ガダルカナル島訪問時、ゴミ処理問題解決に向けて、日本からの支援要請を受けたことについて、現地のゴミ処理の現状視察報告を含めた資料を基に話題提供がありました。これについて、全産連からは「海外進出を既に他の国でも実施している企業もあり、まずは訪問してみたい。」という声が上がりました。


