歴代会長座談会および意見交換会を開催
来年の倉青協50周年を見据えて
日程 2022年 7月 6日(水)
場所 プリンスホテルパークタワー東京(東京・港区)
2022年 7月 6日(水)、プリンスホテルパークタワー東京にて「歴代会長との意見交換会」が開催された。通常は 2年ごとに行われてきたが、昨年はコロナ禍の影響で見送られたため、 2019年 6月以来 3年ぶりの開催となった。
意見交換会に先立ち、来年の倉青協 50周年に向け「歴代会長座談会」の収録が行われた。座談会には、第 20代会長の曽根氏、第 21代の太宰氏、第 22代の池田氏、第 23代の野口氏、現会長の富永氏ら、直近の歴代会長 5名が出席。倉青協会長として何に重点を置いて活動したかに始まり、経営者としての心得や今後の倉庫業のあり方まで、幅広いテーマに関してそれぞれの熱い思いを惜しみなく語り、非常に中身の濃い 90分となった。
*当座談会の内容は 50周年記念誌に掲載予定



引き続き行われた「歴代会長との意見交換会」には、歴代会長として第 11代の大竹氏、第 12代の真鍋氏、第 15代の樋口氏、第 16代の社本氏、第 18代の淺野氏、第 19代の醍醐氏が加わり、また、倉青協からは現役の各委員長も同席した。
はじめに富永会長が「来年の総会が倉青協 50周年にあたるため、我々現体制メンバーは 50周年に向けてミッションを担っている。先輩方が倉青協在籍時に注力された活動や当時の周年行事についても何かあればお聞かせいただきたい」と挨拶した。
現役の各委員長が自己紹介をした後、各歴代会長が当時の活動を振り返った。自身が会長時代にチャーターメンバーの二代目世代が一斉に卒業し、会員減少に危機感を持ったという醍醐氏は、「 150名体制を目指すと公言し、無謀と言われながらも最終的に実現できた」と振り返り、東日本大震災の発生後、迅速に人的物的支援を指揮した淺野氏は「二度とあってほしくはないが、倉青協が一丸となって真剣に立ち向かったあの精神は受け継いでいってほしい」と述べた。会員交流委員長の社本崇志氏と親子 2世代で出席するかたちとなった社本氏は、この 50年間に 3代で会員であったことの感慨もひとしおに「物流効率化法も倉青協があったからできた法律で、この会にはそうした力があることを忘れてはいけない」と語った。社員を交えた勉強の場として企業交流会を立ち上げた樋口氏は、「倉青協で学んだ多くの知識が、現在の事業展開に役立っている」とその有益性を強調。また、真鍋氏は会長当時、 25周年を記念してアメリカ西海岸視察ツアーを企画した思い出を語った。最後に最年長の大竹氏が倉青協の歴史を俯瞰し、前半はさまざまな業界や企業との関係が深まった協業の時代、後半は災害復興支援など相互助け合いの時代だったのではないかと総括した。



出席された歴代会長
第 11代 大竹広明氏(三信倉庫株式会社)
第 12代 真鍋博俊氏(株式会社博運社)
第 15代 樋口恵一氏(川崎陸送株式会社)
第 16代 社本光永氏(福玉精穀倉庫株式会社)
第 18代 淺野邦彦氏(淺野運輸倉庫株式会社)
第 19代 醍醐正明氏(醍醐倉庫株式会社)
第 20代 曽根和光氏(株式会社ダイワコーポレーション)
第 21代 太宰榮一氏(株式会社白石倉庫)
第 22代 池田雅一氏(東京倉庫運輸株式会社)
第 23代 野口英徳氏(野口倉庫株式会社)
第 24代 富永太郎氏(福岡倉庫株式会社)