倉庫業青年経営者協議会
常任幹事会・第51回総会・第161回全体会
日程:2023年6月9日(金)
場所:芝パークホテル(東京)
令和5(2023)年6月9(金)、芝パークホテル(東京・港区)にて倉青協常任幹事会、第51回総会、第161回全体会が開催された。総会において、富永太郎新会長(福岡倉庫株式会社)から小山嘉一郎新会長(小山企業株式会社)へと引き継ぎが行われた。小山新会長は「歴史から経営革新を学び、新時代経営を創造する」をスローガンに掲げ、「企業交流委員会」を「研修委員会」に名称変更し、より学びの場を増やして会員に貢献したいと抱負を述べた。創立 50 周年を迎えた倉青協が、小山新会長のもと新たな時代への第一歩を踏み出した。
なお、第 51 回総会・第 161 回全体会の後、会場を移して創立 50 周年式典・祝賀会が開催された。
1.常任理事会
2.第51回総会
会長ごあいさつ/議案審議/新会長ごあいさつ
3.第161回全体会
開会の辞/令和4年度事業報告/令和5年度事業計画/就任のごあいさつ/令和4年度卒業会員紹介およびごあいさつ/監事講評/閉会の辞
1.常任幹事会
芝パークホテル「アイビー」にて、13時00分から常任幹事会開催がされ、常任幹事41名が出席した。総会の議案審議、新年度役員の発表、各委員会報告等が行われた。内容については総会・全体会のとおり。
2.第 51 回総会
14時30分から、福田洋常任幹事(岱明運輸株式会社)の司会により、第51回総会が開催された。会員70名出席。総会では、令和4年度事業報告および決算報告の後、富永会長から小山新会長へ引き継ぎが行われた。
会長ごあいさつ
富永 太郎 倉青協会長(福岡倉庫株式会社)
50周年を迎えるということで、立派な50周年誌が出来上がりました。後ほどお配りしますのでぜひご覧ください。私は本日が会長最後の機会となります。振り返ると、野口前会長の元で運営担当副会長を務めていた時から3年間、コロナ禍で非常に厳しい状況にありましたが、それを乗り越え、本日、新しい体制にバトン渡すことができるのは大きな喜びです。
昨日、引き継ぎで小山企業に伺ったら、たまたま大昇物流の和野君がいて、しっかりとしたビジネスの打ち合わせで来社されていました。そういう取り組みは素晴らしいと思います。親睦と勉強は大事ですが、我々は経営者ですので、そこから踏み込んで、実際のビジネスがどうなるかというところが肝であろうと思います。会員間でリアルに連携しながら、顧客に対して付加価値を高めていく活動が、いろんなところで発生しているのは素敵なことです。
また先日、50周年の企画で、10年前に植樹した東北の6社を回ってまいりました。当時、非常に苦しい時に倉青協が人を出し、物資を送ったことを、社員の方々が今も本当に感謝してくれていることを感じる貴重な機会となりました。50年続く組織の中で、いい時、悪い時はあるだろうと思います。そこでしっかりとした活動を積み重ねてきたからこそ、今日があります。
本日、10名の方が卒業されます。これから3、4年で50名ぐらい抜けてしまうということで、150名体制が厳しくなってきている状況です。次期体制においても、会員の増強、拡大を重要項目とされているようですので、ぜひ卒業生の皆様は、アンテナを高くしてお声がけいただきたいということで、ご挨拶とさせていただきます。
議案審議 議長:富永会長
▼第1号議案 令和4(2022)年度 事業報告および決算(案)
▽事業報告
・第50回総会・第158回全体会(東京) 令和4(2022)6月2日 芝パークホテルにて開催
・歴代会長意見交換会・懇親会 令和4(2022)7月6日 ザ・プリンスパークタワーにて開催
・第159回全体会(熊本大会) 令和4(2022)年10月13日 クラウンプラザホテル熊本ニュースカイにて開催
・常任幹事会・講演会・分科会(東京) 令和5(2023)年1月19日 芝パークホテルにて開催
・第160回全体会(埼玉大会) 令和5(2023)年3月2日 川越プリンスホテルにて開催
▽2022年度収支決算報告
支出の部に関し、50周年記念事業は本来2023年度の予算となるが、高倉神社の記念碑・記念植樹のみ支払期日の関係で2022年度に計上。その他、配布資料のとおり。
▽監査報告
去る5月9日、富永会長、野口監事とともに、倉庫業青年経営者協議会の2022年度決算につきまして、収支決算書と関係書類照合調査したところ、適正かつ正確に処理されていること確認いたしましたので、ご報告申し上げます。(会計監査報告 池田雅一監事)
▼第2号議案 剰余金処分(案)
配布資料のとおり
▼第3号議案 会則の変更に関して
会員要件の表現があいまいであること、代表権のない後継者の入会もありうること、ホールディングス会社の設立が増えていること等を鑑み、下記の会則を変更。
(現行) 第五条 本会は①原則として倉庫業を主たる業務として経営し、その代表権を有する者 ②五〇歳未満の日本倉庫協会加盟の者であり、本会の主旨に賛同する者をもって組織する
(変更案) 第五条 本会は、下記の全ての条件を満たし、本会の主旨に賛同する者をもって組織する ①一般社団法人日本倉庫協会の加盟会社もしくは、その会社を中核とするホールディングス会社の経営者もしくは後継者 ②入会時に50歳未満
▼第4号議案 役員改選(案) 富永会長から小山新会長へ議長交代
新会長ごあいさつ
小山 嘉一郎 新会長(小山企業株式会社)
昨年10月に富永会長から呼び出され、会長指名を言い渡されました。僕は池田会長の時に副会長をやっていて、倉青協は先輩から何か言われたら、はいかイエスしかないと教わっていまして、即答で受けさせていただきました。
私が倉青協に入ったのは2005年、30歳の時でした。当時、小山企業株式会社はまさにバブル崩壊のあおりを受けて債務超過でした。一言で言うと、今の会社の経営状態にあるのは、本当に倉青協の皆さんのおかげです。お仕事もたくさんの方にいただいています。倉庫のキャパが足りないのに債務超過で倉庫が作れなかった時、ダイワコーポレーションの曽根さんのおかげで物流不動産を借りて対応できました。また、仕事をやればやるほど経費がかかって赤字だった時、阪南倉庫の堀畑さんが細かい収支管理の仕方を教えてくれました。本当に内部統制から仕事の売り上げに関わるまで、すべて倉青協の皆さんに教えてもらいながら、自分の中でいろんな物差し作り上げることができたと思っています。
今回、少しでも会員の皆さんに恩返しができればという気持ちでおります。特に野口前前会長、富永前会長の約3年間はコロナでなかなか思い切った活動ができなかったので、その思いも引き継いで、この2年間はフルスロットルで走り抜けていきますので、どうぞよろしく願いいたします。
▼第5号議案 令和5(2023)年度 事業計画(案)
▽スローガン 「歴史から経営革新を学び、新時代経営を創造する」
50年の歴史の中で、会員各社の事業内容も倉庫業を軸に変化を続け、運送業や不動産業が事業主体になっている会社もあれば、新たに倉庫業へ参入して加わった仲間もいます。その状況を踏まえ、あえて「倉庫業」ではなく「経営」にトピックを当て、いろいろな会社の経営革新を勉強し、今後我々が経営を続けていくためにどうすればいいのかを学び、新時代の経営を創造できるような会の運営を目指していきたいと思います。
そうした方針の中で、「会員交流委員会」を「研修委員会」に名称変更し、より学びの場を増やして会員に提供するとともに、新規会員の増強にも役立てていきたいと考えております。
▽事業計画
・第51回総会 第161回全体会 令和5(2023)年6月 東京
・第162回全体会 令和5(2023)年10月 岩手
・常任幹事会 令和6(2024)年1月 大阪
・第163回全体会 令和6(2024)年3月 宮崎
・第52回総会 第164回全体会 令和6(2024)年6月 東京
・第165回全体会 令和6(2024)年10月 山形
上記、第1号、2号、3号、4号、5号議案に関し、満場一致で承認
3.第 161 回全体会
総会に引き続き、高橋大輔常任幹事(協和運輸倉庫株式会社)の司会により、第161回全体会が開催され、各委員会の令和4年度事業報告・総括および令和5年度事業計画の発表の後、令和4年度卒業会員の卒業セレモニーが行われた。
開会の辞
千代田 智光 副会長(武蔵野物流株式会社)
2年間、富永会長の元で執行部の皆さんとやってきました。2年間とは、どういう年月でしょうか。もし「毎日、86,400円差し上げます。ただし、その日のうちに使い切らない分はなくなりますよ」と言われたら、皆さんはこのお金をどう使いますか。何の話かというと、1日は8万6400秒です。そして、それは翌日に持ち越せないんですね。つまり1分1秒というのは、すごい価値があるものなのです。そうした中、我々は2年間一緒にやってきた。どれだけ価値のある2年間だったかということを、皆さんそれぞれが感じ取ってほしいと思います。今日は卒業生がいらっしゃいますが、その方たちと交流ができる最後の時間にもなります。そういうこと含め、今日この時間を大事に過ごしてほしいということで、開会宣言に代えさせていただきます。
各委員会 令和 4 年度事業報告
● 運営委員会
福田 洋 委員長(岱明運輸株式会社)
運営委員会では、横浜、神戸、熊本、そして埼玉と4回の地方大会を開催することができました。まず3月の埼玉川越大会にご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。大沢さんはじめ地元幹事の皆様のおかげで無事に終了することができました。横浜大会は緊急事態宣言の中でしたが、三田さんや花島さんらと下見を繰り広げてなんとか開催することができました。神戸大会では、阪神のメンバーが中心になって進めていただき、絆が深まる全体会ができたと思います。熊本大会においても、永井君に新規入会してもらって一緒に作り上げ、僕の地元である熊本の魅力を皆さんに知っていただけたのではと思います。
僕も、この運営委員会の委員長を通して、非常に変化させていただきました。この変化をまた会社、地元に持ち帰って、もっと倉庫業界を盛り上げていきたいと思います。千代田副会長の導きの元、運営会メンバーに心から感謝いたします。
広報委員会報告
淺野 順一 委員長(淺野運輸倉庫株式会社)
時間の関係で前回からの追記事項のみご報告します。行政機関と外部団体との連携及び情報交換ですが、前半戦はコロナで活動を自粛しており、後半1年間に全日本トラック協会様、自民党青年局様、青冷協様、そして日倉協様との会合をさせていただくスケジュールとなりました。とりわけ日本倉庫協会様との情報交換会は初めての取り組みで、倉庫業とはどういうものなのか、どういう形でPRしていくのかということを、フリートーク形式で意見交換させていただきました。非常に内容のあるもので、これからも広報委員会の活動として、定期的に開催していきたいと思っております。
2年前、小山新会長からいきなり電話があって、「ジュンちゃん、委員長してね」ということで、それまで企業交流でずっとお仕えしており、急に広報委員会ということで、何をするべきなのか悩んでいたのですけれども、小山さんにバックアップいただき、高嶋副委員長と谷川副委員長にご助力いただきまして、非常に楽しく実のある2年間でした。この経験を持って、これからの残り10年、精一杯頑張っていきたいと思います。
企業交流委員会報告
湯川 茂樹 委員長(丸二倉庫株式会社)
令和5年3月18日、50周年事業として三重県の高倉神社にて、記念碑・植樹式典を執り行いました。三重県を訪れた際には、ぜひお立ち寄りください。
企業交流委員会では、コロナ禍の中、2回の見学会を実施することができました。また、委員会の一番大きな仕事として、50周年誌を制作しました。コロナ禍もありリアルな会議はできませんでしたが、毎週水曜日にオンラインで打ち合わせを行い、委員会の中で密度の濃い時間を共有できたと思っております。おかげさまで50周年誌も無事、完成しました。
私も2年前、佐藤副会長から電話があった際、何のことなのかと思いながら、断ったら倉青協に参加しづらくなるんじゃないかとの思いで、はい、と言うしかなかったのですが、本当にいい経験をさせていただきました。これから倉青協をさらに盛り上げていく形で、この2年間に学んだことを生かして、今後、歩んでいきたいと思いますので、改めてよろしく願いいたします。
会員交流委員会報告
社本 崇志 委員長(福玉精穀倉庫株式会社)
今年4月、西日本ブロック懇親会を大阪、神戸にて開催しました。寺本運輸倉庫様を見学後、懇親会を行いました。寺本さんには、非常にお世話になりました。ありがとうございました。
富永会長体制になって見学を重視し、大会のたびに毎回、会員企業を見学させていただき、しっかり勉強しながら、会員同士の交流も図ることができました。なんとか森本副会長の顔を潰さずにしっかりやれてよかったと思います。
会員交流委員長としては、村田さん、森本さんと非常にパワーがありすぎるおふたりの後で、大丈夫かなと思っていたのですけれども、この2年間を通じてたくさんの方々と交流を図ることができましたし、また、名古屋にもいろんな方が来てくれるようになりました。私はまだこの先17、18年ありますので、頑張っていきたいと思います。
新委員会 令和 5 年度事業計画
● 研修委員会
寺本 雅明 委員長(寺本運輸倉庫株式会社)
研修委員会は、小山新会長肝入りの委員会ですので、精一杯務めさせていただきます。私もこの会に入会して10年あまり過ぎました。その間、会社が苦しい時もありましたが、なんとかこの会のおかげでやっていくことができました。残りもう数年ですが、わずかでも会に恩返しできたらという気持ちでやっていきたいと思います。勉強一辺倒にならないように、親睦を図りながら、楽しく、倉青協らしくバランス取りながら、行ってまいりたいと思いますので、よろしく願いいたします。
<委員会方針>
会員各社に特化した事業を見学し、これからの経営に活かせるような学びの活動を目的とする。
<活動計画>
・少人数による特化したテーマの見学会と、人数幅を広げた参加しやすい見学会の両方を実施
・会員交流会を開催
・新規会員の掘り起こし
<ブロック分けについて>
・会員122名(5月末現在)
・テーマを絞って参加していただくという趣旨から、ブロック分けは行わない
・人数広げて、会員が参加しやすいような場も設ける
企業交流委員会
三田 竜平 委員長(サンインテルネット株式会社)
私は残り3年なので、役職が回ってくるようなことはないと思っていましたら、なぜか声をかけられ、まさかの委員長をさせていただくことになりました。しかも私は4月1日生まれで、倉青協の規定ではじつは3年ではなくまだ4年あったということで、4年間駆け抜けていきたいと思います。
<委員会方針>
これまでコロナでなかなか思うような開催ができなかった見学会等について、積極的な開催をして、会員企業の社員同士の交流を図り、ネットワークを構築する
<テーマ>
・物流DX、ICT
・省人化、自動化設備
・EC物流
・製造業における物流管理
<活動内容>
見学会及び講演会と懇親会を組み合わせた形で開催
<スケジュール>
年間4回、関東、中部、関西を基点に原則日帰りで開催予定
・第1回 2023年8月8日 サン インテルネット株式会社(神奈川県海老名市)
・第2回 2024年2月 (仮)トヨタ自動車大口部品センター(愛知県丹羽郡大口町)
・第3回 2024年7月 (仮)三井不動産 MFLP ICT LABO 2.0(千葉県船橋市)
・第4回 2025年2月 未定
広報委員会
永井 雄大郎 委員長(株式会社永井運送)
この度、常任幹事拝命と同時に、広報委員長を拝命いたしました。年齢は37歳、トラック協会にも籍を置いており、トラック事業と倉庫業を主体に物流業を営んでおります。これから2年間、全力で役を全うしたいと思っております。私は常々、どんなにいいものも伝わらないと意味がないと思っています。広報委員長という役を仰せつかった中で、倉青協の魅力をしっかり対外的に伝えて、各社の皆様の経営力であったり、経営が伸びる取り組みにつなげていければと強く思っております。
<委員会方針>
倉青協に関する「人、物、こと」の価値を伝え広め、新時代経営の創造につなげていく
<活動内容>
・倉青協の活動の情報発信
SNSやHPなどで積極的な情報発信を展開
・行政機関や外部団体との情報交換
国土交通省や自民党青年局、IT業界団体など
・メディと連携した情報発信
新聞社、インターネット媒体を活用した情報発信を展開
<スケジュール>
・2024(令和6)年2月頃 自民党青年局との情報交換会
・2024(令和6)年5月頃 全日本トラック協会青年部との情報交換会
・その他、日倉協との意見交換会、各関連団体との意見交換会等々を予定
運営委員会
泉山 和久 委員長(三八五流通株式会社)
小山会長がフルスロットルで運営していくということなので、我々もそれ支えてまいりたいと思います。運営委員会は、担当副会長が村田副会長、そして花島副委員長、小紫副委員長と、非常に伸びしろしかないメンバーです。
運営委員会の事業として、10月に岩手県盛岡市での全体会を予定しております。盛岡市は、小山会長が青春時代を熱く過ごされた土地であり、2023年、「全世界で行くべき場所」としてニューヨークタイムズに日本で選ばれた2つのうちの1つとなっておりますので、ぜひ話題性を持って楽しんでいただけるような会にしていきたいと思います。その後、 2024年3月は宮崎、10月は山形、 25年3月は未定となっています。以上のような運営で2年間、頑張っていきたいと思いますので、皆様よろしく願いいたします。
就任のごあいさつ
黒川 敬之 様(東邦運輸倉庫株式会社)
令和 5 ( 2023 )年 5 月 代表取締役社長にご就任
大学卒業後、東京の三井物産系の物流会社で約10年近く勉強、修行して、その後、震災以降になりますが、仙台の東邦運輸倉庫に戻りました。今年でちょうど10年の節目であり、父もちょうど70歳という年齢となりましたので、そろそろいいかということで、交代になりました。倉青協は曽根会長の時に入ったので、7、8年ぐらいだと思います。まだまだ未熟者ですけれども、一生懸命皆さんについていきますので、今後ともよろしく願いします。
高取 亮太 様(高取ロジスティクス株式会社)
令和 5 ( 2023 )年 4 月 代表取締役社長にご就任
私がこの会に入会したのは22年前の2001年、今ご挨拶された黒川パパが会長をされていた時です。22年かかってやっと社長になりました。正直、倉青協を卒業する前に社長になれて安堵した次第です。私は来年のこの時をもって卒業になるのですが、長くやらせていただいてますので、今までの経験を若い方々に何かお伝できるように、1年間楽しくやっていきたいと思いますので、引き続きよろしく願いします。
松尾 拓大 様(株式会社松菱)
令和 5 ( 2023 )年 2 月 代表取締役社長にご就任
私は、じつは物流業界に入ってまだ1年ちょっとなのですが、父の体調が悪く、かたちだけ代わると急に言われて、この2月に代表取締役社長に就任いたしました。まだまだ何もわからない状態ですが、私はまだ28歳なのでこれから22年間、この会にどっぷり浸かって、勉強と親睦を存分にさせていただいて、成長していきたいと思いますので、皆さん今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしく願いします。
卒業会員紹介およびごあいさつ
▼令和4(2022)年度ご卒業会員(10名)
鳥居 恒夫 様 鳥居運送株式会社 取締役営業本部部長(大阪)
鈴木 庸介 様 株式会社富士ロジテックホールディングス 代表取締役社長(静岡)
馬場 俊彰 様 東日本倉庫株式会社 代表取締役社長(福島)
佐志田 雄太 様 佐志田倉庫株式会社 取締役社長(東京)
山口 広志 様 山口倉庫株式会社 代表取締役(福島)
江川 哲生 様 株式会社ライフサポートエガワ 代表取締役(東京) *ご欠席
山田 康一朗 様 山田港運倉庫株式会社 取締役営業本部長(福岡)
太宰 秀郎 様 株式会社白石倉庫 取締役営業本部長(宮城) *ご欠席
宮地 宙 様 八潮運輸株式会社 代表取締役(埼玉)
池田 雅一 様 東京倉庫運輸株式会社 取締役社長(東京)
▼卒業のごあいさつ
▽鳥居 恒夫 様(鳥居運送株式会社)
お父様を存じ上げている方もだいぶ入ってきていて、気がつくともう50超えていたということで卒業になりました。社本会長の時に倉青協に参加させていただいて、息子の社本君に追い出される感じです。
先ほどの会則にもあったように、うちは兄が社長で、僕は代表取締役本部長なので、後継者なのかどうかちょっとややこしいですが、長い間、非常に勉強させていただきましたし、楽しい思いもさせていただきました。ただ、ちょっともったいなかったと思うのは、常任理事とかの役をやらなかったことです。楽しむだけじゃなく、この会のためにもっと何かできたらよかったとすごく考えていたのですけれども、その中で神戸大会の時に、神様という大役を果たすことができて、いい思い出になりました。今後も物流業でやってりますので、 引き続きお付き合いいただければと思います。長い間、本当にお世話になりました。
▽鈴木 庸介 様(株式会社富士ロジテックホールディングス)
私は、2004年頃、淺野さんのお父様が会長の時に入会しました。初めの頃は正直、和気あいあいした雰囲気についていけなくて、あまり会合にも参加しなかったのですが、常任幹事としてお手伝いするようになってから、この会の皆さんがどういうことを考え、経営者として行動されているのかを感じるようになり、40周年の実行委員長、企業交流の副会長も務めさせていただきました。
本当にいろいろ思い出したら、ちょっと泣けてきそうでうまく言葉にならないのですが、とにかくこの協議会で私もたくさんのことを学ばせていただきました。私は基本的に、物事に対して批判的、攻撃的なキャラなので、言ってること、きついなとか思われることが多かったかもしれませんが、私自身も一経営者として、真剣に会社と物流業の先行きを学んできたつもりですし、そういうことを皆さんと一緒にお話できたこの20年弱ぐらいは、本当に楽しい時間でした。これからも、ますますの皆さんの会社のご発展と物流業の発展を祈念して、私のご挨拶とさせていただきます。
▽馬場 俊彰 様(東日本倉庫株式会社)
私は倉青協が30周年の時に入会させていただいて、ちょうど今回50周年の時に卒業させていただきます。この20年間、体重も20キロ増ました。そのぐらい長い年月、この会と共に私の人生があったのかなと思っております。
11年前、東日本大震災が起き、ここにいる皆様方にご支援、ご協力いただいたことは忘れることができません。どうお礼したらいいかわからない中、曽根会長の時に小山さんが運営委員長で、私を副委員長にしていただき、福島の郡山市での全体会というチャンスを与えていただきました。その後、野口副会長の時には運営委員長、池田会長の時には副会長もやらせていただいて、本当に色々な思い出がある中で、今回、卒業ということで、希望と寂しさと、感情がわけわからない状況となっております。皆様、同じ業界ですので、引き続きいろいろな場でお会いできればと思いますし、何かお困りの時には、ぜひ声をかけていただければ、一生懸命、私も恩返ししたいと思っています。本当に長い間世話になりました。
▽佐志田 雄太 様(佐志田倉庫株式会社)
倉青協50周年の記念の年に、私も50歳になりまして、今回卒業ということで非常に感慨深い思いです。私は2010年、淺野さんのお父さんが会長の時に入会しました。社長になったばかりで参加し、皆さんが非常にパワフルで圧倒された印象がございます。その後、6、7年前に常任幹事にしていただいて毎回出るようになり、全国の皆さんと顔見知りになっていろんな話をし、たくさん刺激をいただきました。
印象深い出来事として、45周年の時、皆さんとアメリカに行きました。カリフォルニアのワイナリーからサンフランシスコに向かう途中、何もない田舎のガソリンスタンドに寄ってトイレ休憩したのですが、私がトイレから出たら、そこにあるべきバスが影も形もありません。5分ほど経って皆さん戻ってきてくれたんですけども、その5分間というのは本当に途方に暮れて、いろんなことが走馬灯のように頭に浮かびました。
そんなこんなで13年間、倉青協でいろんな勉強もし、貴重な体験もさせていただきました。本当に楽しい会だと思っております。今後も皆さんとお会いする機会があると思いますので、その時にはまた、サッシーと呼んでいただければ嬉しいです。今までありがとうございました。
▽山口 広志 様(山口倉庫株式会社)
倉青協に対する思いというのは、富永会長の「変化、変化、変化!」になぞらえて言えば、私は「感謝、感謝、感謝!」しかありません。右も左もわからない一経営者が、倉青協に入会させていただき、20数年経って、やっと少しは社会が見えるようになってきたかなという今日この頃です。
そして本日、めでたく小山新体制が発足されました。「歴史から経営革新を学び、新時代経営を創造する」とは、まさしく令和5年にあった素晴らしいスローガンだと理解いたしました。革新の新は、新しいという字ですが、革という字も、新しいという意味です。そして創造という言葉は、どちらも作るという言葉です。我々人類は、材料を持てば新しい何かを生み出せる、創意工夫という能力に長けている種であります。歴史というものが、まさしく材料になるのではないかと思います。ぜひとも小山新体制において、倉青協から物流業を変える、物流業から日本を変えるというぐらいの気概と行動力を持って、この難局にある日本という国を少しでも変えていっていただけたらと思います。私もあと数時間でOBになりますが、陰ながら皆様のことをお支え申し上げたいと思います。本当に長い間世話になりました。
▽山田 康一朗 様(山田港運倉庫株式会社)
僕は10年前、醍醐先輩の時に入会させていただきました。私自身の経歴で行きますと、大学を出て大日本印刷に入社し、13年間サラリーマンをやっておりました。2009年に、父の調子が悪くなったので帰って来いと言われ、北九州に戻ってきたわけですが、異業種から来て、倉庫や物流のことは全然わかっていませんでした。そうした中、2013年にこの会に入会し、勉強させていただいて、倉庫のことや港湾のことがやっとなんとなく分かるようになってきたというのが実情です。この10年の間に、会社も新しく変わりましたし、倉庫も買収したり、新しい倉庫を建てたりということで、本当に少しずつではありますが会社が発展できたのも、皆様方のおかげだと思っています。
この2年間、千代田さん、福田委員長、喜多村副委員長はじめ、運営委員会の方にも本当に盛り上げていただきまして、ありがとうございました。引き続き、日倉協の会などでお会いすることもあると思いますので、ゴルフはじめ、いろいろなところでお声がけいただければと思います。本当にありがとうございました。
▽宮地 宙 様(八潮運輸株式会社)
私は、10年前に小山嘉一郎さんの紹介で入会しました。小山さんとはサーフィン友達で、この会は全国で大会があるから、海のある県に行ったらサーフィンやろうよと誘われて、私もサーフィンができるならと軽い感じで参加させていただいたんですけども、来てみると、素晴らしい経営者の方々が非常に前向きな思考でディスカッションして、いろんなことに取り組まれてるということで、大変刺激を受けまして、これはサーフィンしてるだけじゃもったいないと思い、できるだけ参加するようになりました。
先ほど富永さんから我々は経営者であるというお話がありましたが、私もこの会の仲間とビジネスをさせていただいておりますし、大きな話だと事業をM&Aで引き受けるみたいなこともありました。そういう意味では、非常に刺激を受けながら、ビジネスにも結び付いているということで、本当に有意義な10年間を過ごさせていただきました。私は今日卒業することになりますが、現役会員の皆さんは、これからも有意義な倉青協ライフを過ごしていただければと思います。ありがとうございました。
▽池田 雅一 様(東京倉庫運輸株式会社)
黒川さんのお父様の時に入会させていただいて、21年間、本当にいろんなこと教えていただきました。業務や会社の経営のことはもちろん、酒の飲み方とか、いろんな遊びも教えていただいて、本当に楽しい年月だったなと思っております。入会した時から、はいかイエスしかなくて、鈴木又右エ門に入りなさいと言われて、はいと言って入って、最後、太宰さんに会長をやれと言われまして、図らずも会長をさせていただきました。会長の時は、毎月何かをやっていて、非常に充実した、濃い2年間でした。
現会員の皆さんには、悔いのない倉青協ライフを送っていただきたいと思います。私は、倉青協の全体会に出るために仕事の段取りをどうつけるかと必死に考えていました。毎月全体会があったらいいのになと思うくらい本当に楽しみで、今日で終わってしまうのは残念です。また東京へ来た時とか、日倉協の会合など、ぜひ声をかけてください。今までいただいたご恩をお返しできればと思います。本当に長い間、ありがとうございました。
監事講評
野口 英徳 監事(野口倉庫株式会社)
富永会長、本当に疲れ様でした。私の頃はコロナが蔓延していて、思った通りの会ができない部分があったのですが。それを挽回する2年間だったと私は思っています。横浜の皮切りから、最後は私が住む埼玉の全体会で花を持たせていただき感謝しております。
皆さんおっしゃる通り、倉青協は本当にいいことしかありません。ただ、そのためにはちゃんと会に来て、皆と本気でぶつかって、自分のことも赤裸々に語って心を開き合うことが大事です。私と富永さんは、とにかく倉青協に出ようよという活動を、あと少しの間頑張っていきたいと思います。
今日は非常に感動する会をありがとうございました。そして埼玉から再び会長が生まれたということで、小山新会長、がんばってください。
閉会宣言
森本 真弥 副会長(森本倉庫株式会社)
この後、会場を移して50周年記念式典、祝賀パーティが開催されます。せっかくの機会なので、ご来賓の方々とも積極的に交流していただきたいと思います。
最後に、40歳以下の方々にお願いです。僕は今37歳ですが、10年後は、間違いなく我々が60周年をやらなければいけません。今日の記憶と記録をちゃんと残して、10年後に備えたいと思いますのでよろしく願いします。それでは、第161回全体会を終了させていただきます。
この後、全員でザ・プリンスパークタワーへと移動し、来賓や歴代会長、OB会員らを迎えて、創立50周年記念式典・祝賀会が開催された。