倉庫業青年経営者協議会
常任幹事会・第50回総会・第158回全体会
日程:2022年6月2日(木)
場所:芝パークホテル(東京)
令和4(2022)年6月2日(木)、芝パークホテル(東京・港区)にて倉青協常任幹事会、第50回総会、第158回全体会ならびに講演会が開催された。富永会長体制になって1年、コロナ禍の影響により全体会の日程変更などイレギュラーな対応をせざるをえない部分もあったが、歩みを止めることなく着実に活動を続けてきた。そして来年6月に迎える50周年という大きな節目に向けて、倉青協の新たな年度がスタートした。全体会では、14名の卒業が発表され、思い出の写真を集めたスライドショーの特別上映の後、出席の卒業生には記念品が贈呈された。また、講演会は「災害と女性」というテーマで、いつもとは違った視点から改めて社会問題を考える機会となった。
1.常任理事会
2.第50回総会・第158回全体会
会長ごあいさつ/議案審議/令和3年度事業報告/令和4年度事業計画/新着情報/令和3年度卒業会員紹介およびごあいさつ
3.講演会 「災害と女性 2022」
講師: 認定NPO法人 ウィメンズネット・こうべ 代表理事 正井 禮子 様
4.懇親会
芝パークホテル「アイビー」にて、13時00分から常任幹事会開催がされ、常任幹事38名が出席。内容については全体会のとおり。
2.第 50 回総会・第 158 回全体会
14時00分から「ローズ」にて、三田竜平常任幹事(サンインテルネット株式会社)の司会により、第50回総会・第158回全体会が開催された。会員71名が出席。
開会宣言
佐藤 知也 倉青協副会長(田辺倉庫株式会社)
今日はご卒業の方が14名いらっしゃいます。残念ではありますが、皆さんで楽しく送り出したいと思います。それでは、倉庫業青年経営者協議会第50回総会、第158回全体会を開会します。
会長ごあいさつ
富永 太郎 倉青協会長(福岡倉庫株式会社)
コロナが少し落ち着きを見せ始めました。やはりリアルに会える時間は大切です。我々はできる限り通常の活動を続けようということで、4月に神戸で全体会を行い、5月には名古屋で会員交流会も実施しました。倉青協の事業が継続できているのは、皆さんのご努力、ご協力のおかげです。
私自身も長い間、社員との交流を制限せざるをえませんでした。最近は若い社員と話す機会を増やして、自分の今考えているビジョンを少しでも伝えたいと思っています。「変化 変化 変化!」というスローガンを掲げていますが、我々は企業経営者として、新しい付加価値をいかにつくっていくのか、常に頭の中で考えています。そうした思いを共有する同業の仲間と情報交換し、いろいろな気づきをもらえる倉青協には感謝しかありません。
高嶋君がやっているリサイクルリンクという会社があり、当社も声をかけていただき参画しました。倉庫でお客様が廃棄される商品などを東南アジアなどに持って行って収益をあげるビジネスモデルです。SDGsにもつながる三方よしのビジネスで、お客様からも評価いただいています。このような各社の優れた取り組み事例が、まだたくさんあるはずです。倉青協ではそうした情報も積極的に交換し、それを皆様のビジネスに役立てていただきたいと思っています。
本日、14名の方が卒業されて会員数が116名になります。ぜひ仲間に声をかけていただいて、この会が引き続き盛り上がって継続できるよう、全国ネットワークの組織の価値を高めていきましょう。
総会 議案審議 議長:富永会長
▼第1号議案 令和3(2021)年度 事業報告および決算(案)
▽2021年度事業報告
・第49回総会・第155回全体会(東京 芝パークホテル) 令和3(2021)年6月25日 67名参加
・第156回全体会(横浜 ホテルニューグランド) 令和3(2021)年10月21日 64名参加
・会員交流会京滋地区懇親会(京都 八坂通り) 令和3(2021)年11月17日 12名参加
・常任幹事会・講演会・分科会(東京 芝パークホテル) 令和4(2022)年1月19日 41名参加
・自民党青年局との意見交換会(東京 自由民主党本部) 令和4(2022)年3月24日 10名参加
▽令和4(2022)年度事業報告
・第157回全体会(神戸 ホテルオークラ神戸) 令和4(2022)年4月21日 59名参加
・東日本ブロック懇親会(愛知 福玉精穀倉庫株式会社様見学) 令和4(2022)年5月19日 25名参加
▽2021年度収支決算報告
3月開催予定の神戸全体会が翌期4月に延期となったため、全体会費は収入・支出ともに減少。各委員会費は、コロナ禍で委員会がほぼ活動できなかったため、収入・支出ともに減少。また、ホームページ関連は倉青協の会員システムの利便性向上のための改修を行った費用が計上されている。その他配布資料のとおり。
▽監査報告
2022年5月23日、倉庫業青年経営者協議会2021年度決算につきまして、収支決算書と関係書類の照合、調査をしたところ、適正かつ正確に処理されていることを確認いたしましたのでご報告申し上げます。(会計監査報告 野口英徳監事、池田雅一監事)
▼第2号議案 剰余金処分(案)
配布資料のとおり。
▼第3号議案 役員改選(案)
5名の常任理事が卒業となるため、以下5名の新役員を選任
三八五流通株式会社(青森) 泉山 和久 様 (企業交流委員会)
株式会社富吉(埼玉) 富永 吉昌 様 (広報委員会)
北関東陸運株式会社(埼玉) 井田 雄様 (運営委員会)
共進倉庫株式会社(東京) 田澤 宏和 様 (広報委員会)
寺本運輸倉庫株式会社(兵庫) 寺本 雅明 様(会員交流委員会)
▼第4号議案 令和4(2022)年度 事業計画(案)
新年度予算について、2022年度においては、神戸全体会が4月に行われたことにより、全体会が通常年より1回多くなる分、収入、支出が増えている。その他配布資料のとおり。
上記、第1号、2号、3号、4号議案に関し、満場一致で承認。
第 155 回全体会
総会に引き続き第155回全体会が開催された。
各委員会 令和 3 年度事業報告および令和 4 年度事業計画
運営委員会
福田 洋 委員長(岱明運輸株式会社)
<活動予定>
・第159回全体会(熊本大会)
日時:令和4(2022)年10月13日(木)、14日(金)
場所:熊本市・ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ(予定)
・常任幹事会・特別講演会(東京)
日時:令和5(2023)年1月19日(木)
場所:東京・芝パークホテル(予定)
・第160回全体会(埼玉大会)
日時:令和5(2023)年3月2日(木)、3日(金)
場所:埼玉県(予定)
・第51回総会・第161回全体会・50周年記念式典
日時:令和5(2023)年6月2日(金)
場所:東京(予定)
広報委員会
谷川 隆史 副委員長(谷川運輸倉庫株式会社)
<活動報告>
・倉青協内活動の積極的な発信として、倉青協リーフレットを現体制版にリニューアル
・2021年9月10日(金) トラック協会青年部と今後の連携についてオンライン協議を実施
・2022年3月24日(木) 自民党本部にて自民党青年局・青冷協・倉青協の合同意見交換会を実施
(自民党青年局14名、青冷協10名、倉青協11名出席)
・カーゴニュース様にて、富永会長のインタビュー記事を掲載(2021年11月30日発行)
・カーゴニュース様、輸送経済新聞社様にて、自民党青年局との意見交換会の記事を掲載
・防災無線ネットワークとの連携として、第157回全体会(4月)にて太宰元会長らが防災無線ネットワーク紹介および実演
企業交流委員会
湯川 茂樹 委員長(丸二倉庫株式会社)
<活動予定>
・令和4(2022)年7月8日(金) 共通運送株式会社様 企業見学会を開催予定
内容:最新の倉庫設備を使った倉庫運営とボイスピッキング見学
各社のSDGs取り組み状況に関する意見交換会
<50周年記念行事に向けての今後の予定>
・7月6日(水)に歴代会長5名の座談会を実施
・会員アンケートを後日実施
・第159回全体会熊本大会にて2グループに分けて座談会を実施
会員交流委員会
社本 崇志 委員長(福玉精穀倉庫株式会社)
<活動報告>
令和4(2022)年5月19日、愛知県にて東日本ブロック懇親会を開催。25名参加。福玉精穀倉庫を見学し、物流効率化法などについて話し合った。
<活動予定>
西日本ブロック懇親会を11月ごろに開催予定
<会員状況>
令和4年6月第50回総会現在 116名
卒業会員紹介およびごあいさつ
▼令和3(2021)年度ご卒業会員(14名)
阿部 知久 様 沼尻産業株式会社 事業本部長(茨城) *ご出席
堀畑 浩重 様 阪南倉庫株式会社 代表取締役社長(大阪)
杉森 真由美 様 株式会社まるすぎ 代表取締役(東京) *ご出席
吉野 栄治 様 株式会社ブレイン 代表取締役会長(山口)
山田 雄二 様 株式会社ヤマックス 代表取締役(福岡)
田中 優一郎 様 株式会社オーティーエス 代表取締役社長(東京) *ご出席
岡島 吉孝 様 株式会社東京デリバリーセンター 代表取締役(埼玉)
宝田 史子 様 東洋倉庫株式会社取締役(京都)
中川 健太郎 様 尼高運輸株式会社 代表取締役(兵庫) *ご出席
北村 耕一郎 様 神港通運株式会社 取締役社長(兵庫)
池田 太八 様 八光倉庫株式会社 代表取締役社長(大阪)
熊木 英雄 様 株式会社熊幸倉庫 代表取締役(埼玉)
小泉 泰志 様 第一倉庫株式会社 代表取締役社長(東京)
中田 剛 様 株式会社梅里物流サービス 代表取締役社長(茨城) *ご出席
▼卒業のごあいさつ
▽阿部 和久 様(沼尻倉庫株式会社)
3年前、沼尻産業の沼尻社長が卒業ということで、私が引き継いで倉青協に入会しました。その後、コロナの状況が悪化して、あまり参加する機会がなかったのですが、あっという間に3年が過ぎて卒業になりました。短い期間ではありましたが、皆様には大変よくしていただき、改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。
▽中田 剛 様(株式会社梅里物流サービス)
私は4年前に入会しました。この2年間はコロナで活動ができずに残念でしたが、できる時には参加させていただき、大勢の方とお付き合いさせていただきました。基本は運送業で、倉庫を少しかじったところで曽根さんにお願いして入会させていただいたのですが、倉庫について大勢の方からいろいろなことを教わり、すばらしい経験をさせていただきました。沼尻産業さんとうちが卒業すると茨城県に会員がいなくなってしまうので、今年がんばって仲間に入会を勧めていきたいと思いますし、いつか皆様にこの恩を返すことができたらいいと思っています。本当にお世話になりました。
▽中川 健太郎 様(尼高運輸株式会社)
私は淺野会長の時に入会し、12年ほど倉青協に在籍しておりました。正直、最初はほとんど参加していませんでしたが、今の千代田副会長からオフ会的なものに声をかけていただいて、そこで楽しい会だなと思ってそれから参加するようになりました。気がついたら、行くたびに知り合いが増えて、行くことが楽しくなって12年間が過ぎていました。はじめはなかなか輪に入りづらいと感じる方もいると思いますが、何かのきっかけで急に楽しくなる会です。せっかくですから、何かしらきっかけを持って参加してみてください。個人的には、企業交流会などは本当にためになり、会社に持ち帰って使えるものがたくさんあったので、ぜひ参加してほしいです。それから、10年ごとにある海外視察も参加すれば、もっと倉青協ライフが濃いものになると思います。この会があったおかげでこの12年、自分は成長させてもらえたと思っています。長い間ありがとうございました。
▽田中 優一郎 様(株式会社オーティーエス)
私は樋口会長の時代に30歳前後くらいで入会しました。ただ中川さん同様、幽霊会員のまま年数が経って、最初に執行部の方々と絡むようになったのは企業交流会を当社で開催したことがきっかけでした。それからも企業交流会関係で関わることが多く、池田会長体制の時に企業交流委員会の委員長をやらせていただきました。とくに災害対応については力を入れました。物流業は社会的責任があり、災害対応の知識は不可欠ですが、自社だけでは深くわからなかったことも、倉青協に入りいろいろな役割を担う中で学ぶ機会をもらいました。最初の数年間が本当にもったいなかったと後悔しています。卒業まで時間がある皆さんは、たまたま席が隣になった人、年齢が近そうな人、エリアが近い人、いろんな角度から接点を見つけて、自分から胸襟を開いていってください。私も倉青協でいろんな方々と一生つながる深い縁をいただいています。これは次の世代までつながっていく貴重な縁だと思います。皆さん、本当にありがとうございました。
▽杉森 真由美 様(株式会社まるすぎ)
いつも会に出るたびにこうして話をさせていただいて、皆様には私のことを覚えていただいていると思うのですが、私は皆さんのことをあまり覚えていません(笑)。近くでお話しした方やゴルフでご一緒できた方はわかるのですが、たくさんの方の名前とお顔が一致しないままで卒業するのが心残りです。今日卒業なのは本当に残念です。私は東京都トラック協会世田谷支部の副支部長になりましたので、トラック協会もよろしくお願いします。
監事講評
池田 雅一 監事(東京倉庫運輸株式会社)
50回総会というのは大変なことだと思います。コロナ禍で大変ななか、会長をはじめ執行部の皆様には会の運営にご尽力いただき、敬意を表するとともに、会員の皆様のご協力のたまものと思います。本日ご卒業の皆様、おめでとうございます。それぞれのかたちで、この倉青協を満喫されたのではないでしょうか。私は倉青協にはもう1年監事として残りますので、野口の父がいる、池田の母がいる、そして太郎がここにいる、という感じで1年間よろしくお願いします。
閉会宣言
森本 真弥 副会長(森本倉庫株式会社)
卒業生のメンバーを見ていたら皆さんクセが強くて(笑)、こんな方々と触れ合えるのが今日で最後と思うと本当に悲しいです。この後、講演会、懇親会とありますのでよろしくお願いします。ようやくコロナも落ち着き始めて、企画がいろいろ動くと思いますので、ぜひご参加のほどよろしくお願いします。第50回総会・第158回全体会の閉会を宣言します。お疲れ様でした。
3.講演会
演題:「災害と女性 2022 」
講師:認定 NPO 法人 ウィメンズネット・こうべ 正井 禮子 様
15時30分から「ローズ」にて、講演会が行われた。今回は千代田副会長の推薦により、ウィメンズネット・こうべの正井禮子様を講師に迎え、「災害と女性 2022」をテーマにお話しいただいた。 なかなか表に出てこない災害時に女性が直面するさまざまな問題や、女性防災リーダー育成の必要性、支援体制や社会のあり方などについて、長年の活動をとおしてみてきた具体的な事例なども交えての講演は、ずっしりと心に響く内容だった。