倉庫業青年経営者協議会
常任幹事会
日程:2017(平成29)年3月9日(木)、10日(金)
場所:ホテルニューオータニ博多(福岡県博多市)
2017(平成29)年3月9日(木)、10日(金)、福岡県博多市のホテルニューオータニ博多において、倉青協常任幹事会、第142回全体会が開催された。見学会では福岡の市場施設「ベジフルスタジアム」を見学。その後、4班の分かれての分科会、全体会が行われ、さらに会場を料亭・嵯峨野に移して懇親会が行われた。翌日の観光組は、熊本地震の被災地、屋敷町を視察した。太宰会長体制での最後の地方大会となる今大会も、充実したプログラムで盛況のうちに幕を閉じた。
1.常任理事会
2.見学会(ベジフルスタジアム様)
3.分科会
4.第142回全体会
会長あいさつ/来賓ごあいさつ/各委員会報告(運営委員会・企業交流委員会・組織活性化委員会・IT委員会・広報委員会)/連絡事項
5.懇親会
ホテルニューオータニ博多にて、15時30分から4班にわかれて分科会が行われた。
*各分科会のレポートは会員ページに掲載。
●分科会A
テーマ:「会員企業のポジショニングを認識し、今後の中長期戦略とリクルーティングを考える」
プロフェッサー:若松梱包運輸倉庫株式会社 若松孝夫氏
●分科会B
テーマ:「富士ロジテックのホールディングス化に見る、権限移譲と社員のモチベーションアップ、収益力強化について」
プロフェッサー:株式会社富士ロジテックホールディングス 鈴木庸介氏
●分科会C
テーマ:「経営計画書策定への取組(事例)」
プロフェッサー:秋印株式会社 三浦征善氏
●分科会D
テーマ:「東日本大震災から 6年、熊本から 1年を振り返り、『備えよ常に』」
プロフェッサー:株式会社白石倉庫 太宰榮一氏
本日はお忙しいなか、倉青協OBの城野さんが福岡県倉庫協会長としてお越しくださいました。自分が現役会員の時にOBが地元の倉庫協会長として来てくださるというのは、とてもうれしいことです。
私が会長になって名古屋、松山、金沢と来て、最後は福岡におじゃましています。地元幹事の富永さん、山田さん、幹事をありがとうございます。それから過去3回も含め、野口副会長を筆頭に馬場委員長、運営委員会の皆さん、毎回毎回しっかりと段取りを進めていただき、本当にありがとうございました。
この2年間は分科会を中心に全体会を進めてきました。今日も4つの分科会に分かれて「防災」、「経営計画策定」、「ホールディングス」、「企業のポジションからの経営戦略(リクルート)」と、それぞれに盛り上がったようです。今後も倉青協は参加したらみんなといろいろ話ができて、何かを持って帰れるような会であり続けてほしいと思います。
大きい大会はこれで最後にはなりますが、まだ各委員会の行事が6月までいくつか残っています。私が会長になった時、「SOKO Goes On ~Talk About SOKO, More Deeply ! ~」というテーマを掲げましたが、残りの期間もますます倉庫についてみんなで熱く語り、将来像を模索していければと思っています。
1月の常任幹事会で、次の会長候補として東京倉庫運輸の池田さんを推挙し、常任幹事の皆様にご承認いただきました。これから盛り上げていっていただければと思います。よろしくお願いいたします。
久しぶりにこの会に出て、本当に活気があるのに改めて驚きました。次期会長も池田さんというすばらしい方が決まったとお聞きし、ますますこの協議会が盛り上がることを期待しています。
私たちの業界に限らず、変化は常に起こるものです。そういう中で、経営者にはいつも不安と迷いがあるわけです。皆さんも経営者になる方ばかりですが、皆さんの年齢だったら、恐らくそれを面白く感じられると思います。若いということは挑戦もできるし、やり直しもできるし、研究する時間もある。これは経営における力です。
何が正解というのはありませんが、とにかく変化を面白がる。興味をもって対応することが大事です。皆さん素質、素養を持っているし、それを活かすために互いに勉強し、腹を割って話ができる場所がこのようにあることは、恵まれていると思います。
経営者というのは、面白いと思います。どんなに優秀でもサラリーマンではできないことがいっぱいあるんです。それ以上の苦しみ、悩みも抱え込むわけですが、最後には自分の考え方が結果として出てくると思います。それを信じるしかない。
そういう気持ちで、皆さんもこの活気ある会を利用して、ますます成長し、そして日倉協の中でもどんどん発言して業界を引っ張っていただきたいと思います。皆さん、ますます経営者らしい顔になってきたと思います。ありがとうございました。
▽第4回企業交流会(横浜本牧)開催
開催日程 2017(平成29)年2月23日(木)
開催場所 神奈川県横浜市 株式会社ダイワコーポレーション 横浜本牧営業所
「20,000坪の倉庫見学とIT委員会との合同企画による体験型研修会を開催しました。119名の参加者が集まり、曽根さんにはご負担をおかけしましたが、無事に好評のもと開催することができました。企業交流会は一足先にこれで全工程を終了しました。社員を主軸ターゲットに、研修会と見学会をセットにし、会員だけでなく、会員企業の社員の方にも役に立つ会が開催できたと思います。いいかたちで次の体制に引き継いで、さらに発展していくような企業交流会にしたいと思います。2年間ありがとうございました」
▽活動予定
愛知・三重・岐阜・中国・四国ブロック懇親会
日程 2017(平成29)年5月11(木)、12日(金)
場所 沖縄
「組織活性化委員会として、ブロック懇親会を全国6つに分けました。過去にない分け方をしたので、日程や開催地の兼ね合いでなかなか参加人数が見込み通りにいかなかったという反省点もあり、最後の5月開催の沖縄は、全会員を対象にしています。沖縄西濃運輸の松川さんにもご協力いただき、勉強・視察も企画していますので、ぜひご参加ください。
高取副会長が5,6年前から新規会員の掘り起こしにご尽力されて、長い間150人体制を維持してきましたが、6月の総会で10名の方がご卒業予定で、会員は137名になりますので、新規会員の掘り起こしもやっていきたいと思います。今日はオブザーバー参加の方が数名いらっしゃるので、懇親会できっちり勧誘したいと思います」
「広報委員と連携して、各メディアとの連携を積極的に進めました。直近では物流ウィークリーのリレーインタビューがあり、それ以降、輸送経済新聞社、物流ニッポン新聞社の2社とも継続して交渉しています。物流ニッポン新聞社については、ホームページのアンケート機能を使って皆さまから情報を収集し、定点観測ということで5年、10年続けられるような記事をつくる試みを始めましたので、ぜひご回答ください。
IT委員会は縁の下の力持ちで皆さんに直接何かすることはなかったのですが、Facebookやホームページの運用を含めいろいろ努力してきました。皆さんのご協力あってのIT委員会でした。ありがとうございました」
「広報委員会の2年間を総括すると、かたちにできなかったことが少し多く残ってしまったと思っています。広報という名のもとでの情報発信は、堀畑IT委員長がいろいろ企画を出してくださって、一緒に引っ張っていただくかたちで進めてまいりました。他団体との交流については、会長はじめ執行部のところに他団体から定期的な会合等のお声をかけていただくところまでは来ました。私としては協会会員1社1社の価値になるまで活動を下ろしていきたいという思いがあり、次の代の広報の方々にゆだねていきたいと思っています。
私は“いつも笑顔で毒を吐く”を信条としており、扱いづらい人間だと思っておりますが、2年間委員長を務めることができたのも、会長はじめ執行部の皆様、会員の皆様のおかげです。やればやるほど自分の足りなさを感じた2年間でした。ありがとうございました」
●連絡・報告事項
▼新着情報の紹介(以下抜粋。詳細はホームページ新着情報をご覧ください)
【ご就任のお知らせ】
2016(平成28)/12/7 ミナモト倉庫株式会社 押田 大介 様 代表取締役にご就任
2016(平成28)/12/21 藤浪倉庫株式会社 藤浪 秀明 様 専務取締役にご就任
「震災当初から、ご支援、励ましの言葉、多額の義援金というかたちで皆さんのお気持ちをいただき、本当にありがとうございました。私どもは熊本の益城町に本社、倉庫2か所、社宅があり、大変な被害を受けました。社宅に関しては全壊で、今もちゃんとした住むところのない社員もいます。しかし、何とか今、通常の状態に戻りつつあります。
この会に入っていたおかげで、震災を経験された方からのアドバイスや激励をいただき、とても力になりました。倉青協に入っていて本当によかったと思いました。昨年はなかなか参加できませんでしたが、今年からまたしっかり出席したいと思います。明日は、私ども倉庫の復旧の状況、震災への対処などを視察いただきます。今後ともよろしくお願いします」
▼防災無線ネットワークについてのご報告(太宰会長)
「前回、金沢大会の時にもご紹介しましたが、3.11、そして熊本地震の体験をベースに、倉青協の有志で防災無線ネットワークをつくることになりました。19社で立ち上げる予定でしたが、さらに8社参加されることになり、27社プラスαでスタートすることになっています。3月17日で加入申し込みはいったん締め切りますが、将来的には47都道府県に1つずつくらい防災無線を持っている倉庫業の仲間が出来たらいいと考えて取り組んでいきたいと思います。参加したい方は事務局へご連絡ください」
5.懇親会
会場を料亭嵯峨野に移し、18時30分から懇親会を開催。兼元邦浩副会長(冨士倉庫運輸株式会社)による“SOKO!”“Goes On!”の掛け声に合わせて乾杯を行い、広い座敷で日本情緒を楽しみながら語り合う、和やかな雰囲気の会となった。
若女将ごあいさつ
料亭嵯峨野 若女将 藤井 春奈子 様
「こういう若い世代の方々に座敷を使っていただけることをうれしく思います。せっかくの機会ですので座敷のマナーを少しお伝えしますと、座敷の場合は、床の間が上座になります。また、座布団は決して踏んではいけません。そして名刺交換やごあいさつの際には、いったん座布団から降りて畳に座り直してください。この3つを守れるだけでも、この人はなかなかできると思われますので、頭の隅に留めていただければと思います」