倉庫業青年経営者協議会
常任幹事会・第134回全体会
日程:2014年6月13日(金)
場所:芝パークホテル(東京)
2014年6月13日(金)、芝パークホテルにて、倉庫業青年経営者協議会常任幹事会、第42回総会ならびに第134回全体会が開催された。曽根会長体制も1年が経ち、残すところ1年の折り返し地点となる今大会。各委員会を中心に会員の活動はいっそう活発になっており、充実した全体会や企業交流会等の企画、HPの刷新、ブロック懇親会開催などの報告があり、この1年の数多くの実りを実感できる大会となった。
式次第
1.常任幹事会
2.第42回総会・第134回全体会
議案審議/来賓ごあいさつ/各委員会報告
3.講演会「物流政策の現状と課題」
4.懇親会
ご来賓
国土交通省 総合政策局物流政策課物流産業室 総合課長補佐 平山 翔吾 様
国土交通省 総合政策局物流政策課物流産業室 専門官 羽村 孝博 様
国土交通省 総合政策局物流政策課物流産業室 渉外第二係長 上中 理史 様
国土交通省 総合政策局物流政策課物流産業室 国土交通事務官 山本 貴之 様
一般社団法人日本倉庫協会 常務理事 小笠原 審 様
倉青協の会員数は醍醐会長時代に150名を超え、私がバトンタッチをしたときには146名でスタートしたが、みなさんの積極的な努力により新入会員が増え、本日現在152名の会員となっている。ただ、残念ながら本日5名の先輩がご卒業されるため、全体会終了時には147名の会員となる。ぜひまた積極的に新入会員の勧誘をお願いしたい。
この1年間、強力な副会長、委員長、常任幹事の方々と一緒にやってきた。副会長の方々が想像以上に積極的で、自発的にいろいろなことをやってくださり、おかげ様で会の活動は非常に活性化していると確信している。4月1日から新年度がスタートしているが、今後、さらに会員企業の発展に貢献し、会員各位が少しでも元気になるような会にしたいと考えている。
これからもご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
この会は、電話1本、メール1通で何でも相談できる仲間をつくりたい、そういったことを先輩方が希望しながらつくった会だ。ぜひ今日も積極的に親睦を図り、素晴らしい仲間をたくさんつくっていただければ幸いだ。
■総会 議案審議 議長:曽根会長
▼第1号議案 平成25年度事業報告および決算報告
▽事業報告
平成25年度のおもな活動は、以下のとおり。
1.第41回総会・第131回全体会 平成25年6月11日 100名 東京 芝パークホテル
2.平成25年度第1回企業交流会 平成25年10月9日 77名 東京 ㈱ウインローダ ー
3.第132回全体会(静岡大会) 平成25年10月10日 66名 静岡 ホテルアソシア静岡
4.常任幹事会 平成26年1月29日 26名 東京 芝パークホテル
5.平成25年度第2回企業交流会 平成26年3月12日 45名 山口 ㈱ブレイン
6.第133回全体会(広島大会) 平成26年3月13日 70名 広島 リーガロイヤルホテル広島
各大会とも大変多数の会員にご参加いただき非常に盛会だった。なお、平成25年度には、運営委員会と企業交流委員会で連携し全体会前後に企業交流会を行うというバリューセットを試みた。一定の成果があったと思うが、新年度については切り離して実施する。その他、組織活性化委員会、IT委員会にも活発に活動いただいた。
▽決算報告
補足説明(収入の部について)
・別途積立金取崩の使途の大半は、昨年6月11日に実施された40周年記念行事。
HPリニューアルについては、30万円ずつ5年間積み立ててきた150万円を取り崩した。
▼第2号議案 剰余金処分(案)
当期未処分剰余金7,723,777円の処分につき、別途積立金500,000円、システム構築積立金300,000円、次期繰越剰余金6,923,777円とする。
▼第3号議案 平成26年度収支予算(案)
補足説明
・全体会費が前年度予算に比べ333万円近く多いのは、7月2日から2泊3日で行う40周年記念行事について参加予定35名分の参加費を計上しているため。
・委員会会費は企業交流会、そのほか各種委員会、とくに組織活性化委員会への補助を予定。
▼第4号議案 平成26年度事業計画(案)
活動内容は前年度とほぼ同等。詳細については全体会での各委員会からの報告のとおり。4つの委員会が必ずどこかで毎月会合を行って倉青協の活性化を真剣に議論しており、今年度も力を合わせてやっていきたい。
▼第5号議案 役員改選
本日5名の会員が卒業され、そのうち常任幹事では青森の鳥谷部眞実氏(㈱ヤマウ鳥谷部臨港倉庫)、香川の山田英之氏(高松臨港倉庫㈱)の2名がご卒業となる。常任幹事は各ブロックから選出されているため、鳥谷部氏の後任として三浦氏(秋田)、山田氏の後任として河原氏(広島)に常任幹事をお願いしたい。
<新任常任幹事>
秋田 三浦 征善 氏(秋印㈱) 組織活性化委員会
広島 河原 秀典 氏(新生倉庫運輸㈱) 組織活性化委員会
上記第1号、2号、3号、4号、5号議案に関し、満場一致で承認。以上で総会終了し、引き続き第134回全体会が開催された。
■第134回全体会
皆様方には常に国土交通行政に各段のご配慮をいただき、ありがとうございます。
物流を取り巻く状況として、荷動きは順調と聞いているが、ドライバー不足や燃料高騰といった不安定な要素もある。その中でも倉庫というのは物流の要であり、災害時においても重要な支援物資の輸送拠点として、東日本大震災の際もご活躍いただき、その後も大変ご協力いただいている。改めて御礼申し上げたい。
国土交通省では物流政策大綱に基づき、物流行政、倉庫行政を展開している。今、倉庫を取り巻く状況として、物流不動産のような大手ディベロッパーの台頭やTPP交渉による貿易の今後の行方などといった要素もあり、我々もしっかりと皆様方のご意見を承りながら進めていきたい。
これまでも低炭素化や災害対策に取り組まれている皆様への助成等を講じてきた。今後も物流の変化を見据えながら、新しくどういったことで皆様のお力になれるか考えていきたい。物流は民間事業者の皆様方が担っていらっしゃることだが、我々も協力できることをしっかり考え、官民連携してやっていきたいと思うので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
本日はお招きいただきありがとうございます。
倉青協の歴史をひも解くと、昭和48年、「親睦と勉強」をスローガンに掲げて創設されたと聞いている。今年5月で41年を迎えられ、10年を一つの節目と考えると、4つの大きな節目を経て今第5ステージに入ったということだ。節目ごとに大きな震災や経済の変動を経ながら、会員間の団結力、求心力を維持して会として運営され続け、現在は第20代曽根会長のもとで、「NO倉庫 NO LIFE ~強い絆で未来を拓こう~」というスローガンを掲げられて、互恵互助の精神のもとに活動を推進されている。創立の精神が脈々と現在まで受け継がれているのはすばらしい。
昨日、日倉協も総会があり、会長が交代をした。新会長の就任のあいさつの中で、会員事業者が求める協会活動をやっていくこと、そして倉庫業の公共性を認識し、これを維持していくという話があった。表現は異なるが、倉庫業に対する認識、組織の運営の精神は似ているのではないかと感じる。
日倉協としては、この多様性の時代に、皆様方のような個性・創造性豊かな経営者の皆様と切磋琢磨し、相互に刺激を与え合いながら、倉庫事業者の倉庫業に資す施策を推進していきたいと思う。今後ますますの倉青協の発展を祈念してごあいさつとさせていただく。
<事業計画>
第42回総会・第134回全体会 2014年6月 東京
第135回全体会 2014年10月 福島
常任幹事会 2015年1月 東京
第136回全体会 2015年3月 大阪
第43回総会・第137回全体会 2015年6月 東京
<40周年記念研修会について>
日時 2014年7月2日(水)~4日(金)
場所 沖縄県那覇市 他
内容 アジア・国際物流のハブとなる沖縄国際空港等の施設見学と、沖縄県および全日空によるプレゼンテーションを実施予定。
<平成25年活動報告・平成26年活動計画>
平成25年度は「HP刷新(10年後の倉庫業を見据えて)」を基本方針に活動した。平成26年度は、「新HP運用による倉青協活動の活性化支援」を基本方針に活動予定。
①事務局の合理化:出席管理、入金管理をシステム化し、3月に検収し現在稼働している。今後はマニュアル整備を進め運用しやすい体制構築を図る。
②継続性の確保:倉青協HPのコンテンツの棚卸をし、より見やすいHPを目指した。事務局に負担がかからないかたちで情報発信ができるよう進める。
③活動の積極的な公開:FB公開ページ、非公開ページを利用した活動報告を行なった。今後、新HP内での積極的な写真の公開、FBグループページで新入会員インタビューや卒業会員への記事の依頼等を行う予定。
④参加意義の検証:情報交換の促進のため、積極的に他の委員会行事に参加し、FBなどで写真や活動内容を公開した。今後はFB等を活用し、情報の共有と発信を進める。また、国交省との連携を含めさまざまな情報を収集、報告し、さらに外部組織へのバナーなどを通じて協議会の存在感を高める活動を実施する。
組織活性化委員会報告
高取 亮太 組織活性化委員長
高取ロジスティクス株式会社
<ブロック懇親会開催報告>
平成25年度は5回のブロック懇親会を開催した。
・首都圏ブロック懇親会(平成25年11月 品川屋形船にて開催 18名参加)
・東海ブロック懇親会(平成25年12月 浜松にて開催 19名<内OB 3名>参加)
・近畿ブロック懇親会(平成26年2月 京都にて開催 26名<内OB 2名、オブザーバー2名>参加)
・東日本ブロック懇親会(平成26年4月11日 仙台にて開催 32名参加)
・中国・四国・九州ブロック懇親会(平成26日5月21日 高松にて開催 17名参加)
4回目は4月11日仙台で実施。黒川先輩による「被災した後の本当のところの話」という勉強会と懇親会をセットで行った。第5回ブロック会は5月21日、四国香川の高松で行った。西日本ブロックと広範で九州からも参加いただき、骨付き鶏を食べて2次会はディスコという半年前と同じプログラムで和気あいあいとして大盛況だった。このほか仙台、宮城、埼玉、静岡、大阪、兵庫、神奈川などでも独自に集まっている。そういう会が各地で気軽に行われる傾向にあるのはいいことだろう。
<事業計画>
平成26年度ブロック懇親会を4回開催予定。
・北日本ブロック懇親会(平成27年4月9日 札幌または函館にて開催予定)
・首都圏ブロック懇親会(平成26年12月12日 東京下町にて開催予定)
・西日本・神奈川・北陸・東海ブロック懇親会(平成26年9月18日 東京または神奈川にて開催予定)
・近畿・西日本ブロック懇親会(平成27年5月14日 神戸または大阪にて開催予定)
<会員数について>
現在152名だが、今日5名が卒業されるため明日から147名となる。卒業される皆様はぜひ代わりの会員を連れてきていただきたい。
●平成25年度卒業会員ご紹介
中田 純一 様 株式会社中田商事 代表取締役社長(三重)
本多 圭一 様 厚木倉庫株式会社 代表取締役社長(神奈川)
山田 英之 様 高松臨港倉庫株式会社 代表取締役社長(香川)
鳥谷部 眞実 様 株式会社ヤマウ鳥谷部臨港倉庫 代表取締役社長(青森)
遠藤 吉次 様 株式会社マルコ物流 代表取締役社長(福島)
●平成26年度新入会員ご紹介
2014/4/16入会 松田 晋 様 大同倉庫株式会社(京都)
2014/5/15入会 瀧 祥太 様 株式会社タキ倉庫(静岡)
3.講演会「物流政策の現状と課題」
●卒業会員ごあいさつ
卒業会員の5名の皆様にごあいさついただき、会長より記念品を贈呈した。
僕が倉青協に入ったのは今から17年ぐらい前で、11代会長の大竹さんのお父上のときだった。その頃はまだ先があるからと、年1回、総会だけ来ていた。ところが40代半ばになり、残り5年ぐらいしかないということで改心して、それからは全国の皆様のところへうかがっている。宴会騒ぎは僕も大好きだ。若い力で倉庫業界をいいほうに変えていただければと思う。11代大竹会長から20代曽根会長まで、今までお世話になった会長、役員、事務局の方には大変感謝している。人間を磨くには人間の中に入らなければいけない。皆さんもどんどん交流を深めていただきたい。本当に今までありがとうございました。
倉青協21年ということで、この中で一番長い。21年間本当にいろんなことがあった。語れば一晩では語りつくせないほどだ。中でも一番覚えているのは、企業交流委員会でみなさんに当社に来ていただいたことだ。本来ならお客様が来るので倉庫をきれいにしたり、社員の言葉づかいを注意したり、スローガンを新しくしたりするが、倉青協のメンバーには敢えてそういうことを一切しないで本来の当社の姿を見ていただいた。そうしたら来ていただいたみなさんから、臨港倉庫さんは給料が安すぎるとか、スローガンが大風呂敷だとか、とても素直な感想をいただき、本音で話し合うことができた。それから私の中でもはじけて、倉青協の中では隠しごともなく、本当の姿でみなさんとお付き合いをしてきた。これは倉青協のものすごくいいところだと思う。皆さんも本音の付き合いでずっとやっていただきたい。そしてぜひまた四国にも来ていただきたい。ありがとうございました。
曽根会長より
「卒業生にお渡しする記念品は、これまでの縁を切るという意味ではさみを用意していたが、シルバーのはさみが廃盤になっていた。せっかくのご縁も一生大事にしていきたいということで、副会長にも相談し、今回からネーム入りの置時計を記念品として贈呈することになった。ぜひデスクの上に置いていただきたい」。