倉庫業青年経営者協議会
常任幹事会・第132回全体会
日程:2013年10月10日(木)
場所:ホテルアソシア静岡(静岡)
曽根新会長の体制になって初の倉青協全体会が、2013年10月10日(木)に静岡で開催された。前日には東京で企業交流会が実施され、また、清水港見学会にはJRを利用するなど、さまざまな新しい試みも行われた。当日は10月とは思えない真夏のような陽気となったが、その暑さに負けない熱気にあふれた全体会となった。
INDEX
1.常任幹事会
2.清水港見学会
3.第132回全体会
会長あいさつ/来賓ごあいさつ/ご講演/各委員会報告(組織活性化委員会・IT委員会・企業交流委員会・運営委員会)/連絡事項
会長あいさつ
会長・曽根和光
株式会社ダイワコーポレーション
大会に向けて気合いを入れ過ぎて、本番で風邪をひいてしまって申し訳ない。最近は地方大会への会員の参加率が高く、醍醐前会長の時代から60名、70名は当然のようになってきている。今回も66名にご出席いただき、感謝申し上げたい。通常は国交省や運輸局の方、地元の倉庫協会の会長様などを来賓でお迎えするが、今回は国交省の担当参事官の御都合がつかなかったことなどもあり、倉青協OB以外の来賓がおいでにならないという、おそらく倉青協史上初の全体会となっている。
私は醍醐前会長を非常に尊敬しており、踏襲したいことがある。それは下見会への参加だ。醍醐前会長から会長職を引き継いだとき、最低3回は下見をするようにとの命をいただいたが、今回も下見会が3回開催されており、なんとかクリアできた。この後も全体会、懇親会、二次会、三次会、さらに明日は観光とゴルフに分かれ、ぜひ皆様親睦を深めていただきたい。本音トークでいろいろな悩みや課題を打ち明けていただけば、それなりの答えや解決策が見つかるのではないかと思う。最後にお願いがある。今回、地元幹事としてご活躍いただいた富士ロジテックの鈴木社長と話をする中で、「静岡も元気に見えるが、まだまだ元気がない」と聞いた。皆さん、胸襟を開き財布も開いて、静岡の街でお金をたくさん使っていただきたい。
私は5年ほど前に倉青協を無事卒業した。今日は初めてお顔を見る方が半分くらいいる。本日はOBを代表して、皆さんに歓迎のごあいさつをさせていただく。
静岡県は富士の国といわれている。6月22日、富士山と三保ノ松原が世界文化遺産として認定された。副会長の太宰君とは、「富士山は日本の宝であり、日本の心だから、世界遺産になろうがなるまいが関係ない」などとよく話をしていたものだが、無事に世界遺産になって観光客も多くなり、やはりそれなりにありがたいと感じている。
富士山の名前には、二つとあらずという意味で「不二」の字をあてたり、「不死」という字をあてる人もいる。皆さんにはぜひ富士山のように大きく構えた経営者であってほしい。そして我々倉庫業者は、すそ野が広く安定感のある富士山のような経営をしていきたいと思う。
倉庫業青年経営者協議会が、末広がりのどっしりとした会として、これからますます発展することを祈念してごあいさつとしたい。今日は66名参加とのことで、ぜひ静岡県の経済の底上げのためにお金を落としていただきたい。本日はおめでとうございます。
*遅れてご到着のため鈴木様講演後にごあいさついただきました
皆さん、静岡にお越しいただきありがとうございます。私は30歳前から倉青協に入会し、卒業してほぼ20年になる。名簿を見ていると、お父様の顔が浮かぶような方が大変多い。
本日は、格調高い鈴木(威雄会長)節を久しぶりに聞くことができてうれしかった。また、先日は倉青協40周年ということで、鈴木(庸介)現社長が編集委員をされた40周年記念誌を読ませていただいた。最近は、我々の時代とはまた違う角度で活動されているようだが、基本は学びと遊びということで、非常に楽しくやっておられる様子がよく伝わってきた。小学生から大学生まで年齢別に活動されたり、温泉巡りで裸の付き合いをしたり、そういうことを通じてお互いに切磋琢磨し、活発に活動されていて心強いと思った次第だ。
私の会社は息子の祐一が入会し、二代続けて倉青協の活動に参加させていただいている。今日、施設見学で当社の施設をご覧いただいたが、私どもは輸出輸入の取り扱いの仕事が中心の会社で、輸出が厳しい時代を迎え、港全体の取り扱いも伸び悩んでおり、ここからどうするか悩ましいところだ。私どもは海外に展開していこうということで、香港、深セン、上海、ベトナム、タイ、ジャカルタに拠点を開設している。インターナショナルのネットワークを通じて、仕事、お客さまに貢献すべく頑張っているが、やはり経営資源が足りなくて苦戦している。
これからもいろいろな機会に皆様方と接触したり、アライアンスでやらせていただく機会もあると思う。今後ともよろしくお願いします。
▽キックオフ会議 平成25年9月2日、高松にてキックオフ会議を開催。
組織活性化委員会は、昨年までの組織委員会の活動を受けて今年発足した。組織委員会は150名という人数を目標としたが、その皆さんがより有益に倉青協を活用できる環境整備を行うことを2年間の委員会活動の目的とした。
▽ブロック別懇親会の開催 全国を「埼玉以北」「東京・神奈川・千葉・石川・山梨」「東海」「近畿・北陸」「四国・中国」「九州」の6つのブロックに分け、ブロック懇親会を積極的に開催していく。
1年目に各ブロック1回は必ず懇親会を行う。 11月13日に東京地区、12月13日に浜松倉庫の中山社長が経営されている浜松の地ビールのお店で東海地区の懇親会を行う。さらに1月、2月に京都、広島、4月11日仙台、5月博多で予定している。
早めに日程を決めてご案内するのでご参加いただきたい。
組織活性化委員会は企業交流会とは違い、基本的に宴席が中心で勉強会は併設しない。ただ、せっかく物流のプロが集まるので、試みとしてテーマ設定を行いたい。
11月13日の東京大会は、村田幹事の御手配で屋形船を貸切り、東京湾を見ながらの宴席となる。東京オリンピックの主会場は港湾地区のど真ん中であり、ここでオリンピックが本当にできるのか、皆さんと話し合いながら懇親を深めたい。組織活性化委員会として皆さんがアライアンスを組めるようにやっていきたい。
▽4つの活動テーマ 本年度IT委員会は4つのテーマで活動していく。
①事務局作業(引き継ぎも含む)の合理化
事務局業務の負担が大きいため、システム化により合理化を図る。今回のシステムは阪南倉庫様にご対応いただく。
②継続性(HPコンテンツの棚卸)の確保
来年の総会までにコンテンツの棚卸、サイトの構成のリニューアルを進める。
③活動の積極的な公開
企業交流委員会、組織活性化委員会、運営委員会のIT担当を決め、各活動を積極的にHPにアップしていく。
④参加意義の検証
FBの企業交流会ページを活用し、資材購入、中古機器などの有益な情報を共有できるようにしていく。
▽キックオフ会議 平成25年8月22日に第1回企業交流委員会キックオフミーティングを開催。企業交流委員会の新しい試みとして、全体会にあわせて企業交流会を前日に開催し、会員の参加率を上げていくこととなった。
▽第1回企業交流会 平成25年10月9日 ウインローダー(東京都東村山市)にて開催した。
▽第2回目以降の企業交流会について 第2回は、平成26年3月12日に山口で開催予定。第2回企業交流会に向けた下見会を今月末に予定している。第3回目以降については、昨日のアンケートおよび次回広島でのアンケートの結果を踏まえ、全体会前日開催でいいか等、手法も含めて考えたい。
▽次回全体会および企業交流会について 全体会が広島、企業交流会が山口で、前回は山口大会の幹事をしたが、広島出身なので広島大会も私が幹事をやらせていただく。 3月12日の企業交流会では、弊社の事業をご見学いただく。弊社は農業を中心に展開している。なぜ農業なのか簡単にご説明すると、缶詰工場の物流をやっていたが、景気が悪くスタッフの雇用確保が著しく難しくなったことが一番の要因で、そのために事業の多角化をする中で農業となった。地方の小さな物流会社がどう生き残るかという戦略をご覧いただきたい。 全体会広島大会は、OBである古川さんの倉庫施設をご見学いただき、夜までお楽しみいただきたい。
●連絡事項
▼新着情報の紹介(詳細はホームページ新着情報をご覧ください)
【新入会員ご紹介】
2013/08/08 安全輸送株式会社 大井 昭 様
2013/09/01 山一運輸倉庫株式会社 一ツ山 陽介 様
10月1日現在 会員144名
【就任のお知らせ】
2013/06/17 京葉流通倉庫株式会社 箱守 大輔 様 取締役執行役員にご就任
2013/06/28 森本倉庫株式会社 森本 真弥 様 常務取締役にご就任
2013/08/13 昭和倉庫株式会社 飯塚 佳津夫 様 代表取締役社長にご就任
2013/09/02 泰清倉庫株式会社 小山 展弘 様 代表取締役社長にご就任
今後の予定
鈴木 庸介 副会長
株式会社富士ロジテック
先ほどは父の話をお聞きいただいた。私が専務の時代のことだと思うが、なぜ儲からないのかと言ったのは自然な話だった。社員は社長に「何をやっているのだ」とは言えないので私が言った。後日、「そういう衝突をしなければ継承は行われない」という話を父から聞いて、あれでよかったのだと少し安心した。私も社長になって8年経つが、変化をつくり出していかなければいけないことを実感している。 全国から静岡へお越しいただきありがとうございます。静岡のよさをご説明すると長くなるので、ぜひ皆さん自身の目でご確認いただきたい。
懇親会
新入会員&初参加の皆様